不眠を解決する30の方法 ーはじめに

  • 2022-04-06
  • 2023-07-27
  • 不眠
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 厚生労働省のサイトによると、日本人の5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」「何らかの不眠がある」と感じているそうです。高齢になるほどその割合は増加し、60歳以上では、なんと約3人に1人の方が睡眠問題で悩んでいるのだとか。結果、通院している人の20人の1人が不眠のための睡眠薬を服用しているそうです。

 同サイトは不眠の原因を次の6つに分けています。

・ストレス:ストレスと緊張。神経質で生真面目な人ほど不眠になりやすい。
・からだの病気:高血圧や心臓病、呼吸器疾患、腎臓病などが原因で不眠が生じる。
 病気の治療が先決。
・こころの病気:うつ病など。早めに専門医の受診を。
・薬や刺激物:治療薬が原因で不眠になることも。
 コーヒーや紅茶などに含まれるカフェインや煙草のニコチンにも注意。
・生活リズムの乱れ:夜勤や時差など。
・環境:騒音や光、寝室の温度や湿度も不眠の原因になる。

「不眠症」と診断されるのは、

  • 長期間にわたり夜間の不眠が続き、
  • 日中に精神や身体の不調を自覚して生活の質が低下する。

 という2点が認められたときです。
「眠りが浅い」などがあっても、昼間の生活に支障がなければ、不眠症とは診断されません。

 不眠症は次の4つのタイプに分けられます。

  1. 入眠障害:寝つきが悪い。
  2. 中途覚醒:眠りが浅く、途中で何度も目が覚める。
  3. 早期覚醒:早朝に目が覚めてしまう。
  4. 熟眠障害:ある程度眠っても、ぐっすり眠れたという満足感が得られない。

 どれかひとつではなく、全部あてはまるという方もいらっしゃるかもしれません。わたし自身がそうでした。長い間、不眠を抱えてきたのと、「眠れない」という状況がツラかったので、解決するためにいろんな「実験」をしてきました。効果があったものもありましたし、なかったものもありました。また一般的には推奨されていませんが、自分としては、そこそこ効果があるなと感じたものもありました。

 このコーナーではそうした「実験」を、レビューを交えて紹介していきたいと思います。みなさまの不眠が少しでも解決するヒントになりますように。

★参考資料)不眠症|e-ヘルスネット/厚生労働省