【オススメ度】★★★★★
厚労省のサイトによると、不眠の原因は、大きく次の6つに分かれるそうです。
- ストレス
- からだの病気
- こころの病気
- 薬や刺激物
- 生活リズムの乱れ
- 環境
今回は「環境」について書きます。
この「環境」、詳しく見ると、いろんなパターンがあります。
例えば、騒音(人の足音、いびき、泣き声、テレビの音など)、光(部屋の明かり、カーテンの隙間からもれてくる外の明かりなど)、寝室の温度(高すぎる、低すぎる)、湿度(じめじめしている、乾燥しすぎている)などがそうです。線路沿いに住んでおられる方は、電車が通過するときの音やその際の振動も気になるかもしれません。
こうした環境が引き起こす不眠問題は、次の2つに分けることができます。
ひとつは「自分で対処できるもの」。もう一つは「自分では対処できないもの」です。
今回は「前者(自分で対処できるもの)」のひとつ、「寝具」について書きたいと思います。
結論から言うと、
「寝具を自分に合ったものに替えると、睡眠の質が変わります」。
具体的には「ぐっすりと眠れる時間」ができます。
必ずしも、長時間眠れるようになったり、寝つきがよくなったりするわけではありませんが(ここは人によって違うと思います)、「あ、眠れたな」と思える時間ができるようになります。
たとえ短時間であっても、満足した眠りが得られれば、体はラクになりますし、心にも余裕が生まれます。
では、寝具の”なに”を替えたのかというと…。
わたしの場合は布団からベッドに替えました。
それまでは「厚さ10センチ程度のマットレス+敷布団」だったのですが、どうやらこのマットレスが体に合わなかったらしく。
なので、今回はマットレス選びにこだわることにしました。
ショップに行って、実際に横になってみてから買うのがおすすめ
最初はネットで情報収集していましたが、最終的にはショップに行って、実際に横になって、感触を確かめてから買いました。
ちょっと面倒な工程なので、時間のない方は、ネットの口コミをざっと読んで、楽〇などでポチればいいやと思ってしまうかもしれませんが、この部分はできるだけ省かない方がいいと思います。
事実、マットレス選びは、ネットで服を選ぶより難しいです。
服の場合は、万一、サイズが合わなくても、部屋着にしたり、欲しい人に譲るなど、”やりよう”がありますが、マットレスが合わないとなると、これはもうどうしようもないからです。買ったばかりなのに、粗大ごみ行き…というのはあまりにも悲しいです。
もちろんショップで試したからといって、「完璧に」自分に合ったものを選べるのか、と言われるとそうではないのですが。
というのも、ショップで横になれるのはせいぜい5分程度、それに対して、実際に眠る時間は8時間前後と、全然違うからです。ショップではいいと思ったけど、実際に使ってみたら、ちょっと違ってた…と感じることもないわけではありません。
わたし自身、ほんの少しだけですが、「あれ? このマットレス、こんなに柔らかかったっけ?」と思いました。でも許容範囲内です。
ただ、どうしても、
「いやいやいや、それじゃダメなんだよ!
自分は完璧なマットレスを選びたいんだ!!」という方には…。
一応、奥の手もあります。
それは自分が欲しいと思っているマットレスを使用しているホテルに宿泊して、一晩寝てみてから買う、という方法です。
今、考えられる、そして実行することができる一番確実な方法はこれかもしれません。
高いマットレス=いいマットレス?
次にマットレスの価格です。
高いマットレスはいいマットレスなのでしょうか?
わたしはそうは思いません。
要するに、自分が「寝心地がいい」と思ったマットレスが、いいマットレスです。
「ちょっと高いかも?」と思っても…マットレスの耐用年数からコスパを考える
一般的にマットレスの耐用年数は5~10年とされているそうです。
つまり、それくらい長い間、毎日、そのマットレスを使うわけですから、単に「安いから」という理由だけで買ってしまうと、そう遠くないうちに、買い替えという憂き目を見ることになってしまいます。
とはいえ、予算もあるので、耐用年数とコストとのバランスを考えて選ぶことをおすすめします。
ベッドフレームは低価格でもOK
見た目などにさほどこだわりがないという方なら、ベッドフレームは低価格のものでOKだと思います。こだわるならフレームよりもマットレスです!
最後に
敷布団の下に敷くマットレスは、いくら低反発などの素材を使っていても、厚さは最大12cm程度しかなく、内側にバネなども入っていないので、長時間かつ長期間、体重を支え続けるにはやや力不足な気がします。また、耐用年数もベッドのマットレスよりも短いです(その分、価格は安いです)。
ここは個人差があるので、ベッドのほうが絶対にいいということはありませんが、わたしの場合は、ベッドに替えることで睡眠の質が大幅に上がりました。
悪くない方法かと思います。